今回は2対2(ポスト無し)の時にオフェンスが意識すべきことを説明します。
2対2で意識すべきことは、とにかく「2人寄せて数的優位を作る」ことです。
ハンドボールのオフェンスにおいて重要なのは、この数的優位を作ることになります。オフェンスを1人余らせてシュートを打つ。
では、そのためにどうすればいいのか! そのポイントを筆者なりにまとめました。
最初の1対1で1人抜いてしまいましょう(くらいの気持ちで)。この時、もう1人のディフェンスがカバーに来なかったらそのままシュート、カバーに来たらパスを出しましょう。
1人を寄せればいいわけですから、完全に抜き切る必要はありません。半身ずれるだけでもディフェンスはカバーで寄ってくる可能性が高いです。なので重要なのは、自分の対面のディフェンスではなく、その横のディフェンスの動きをよく見ておくことです。そのディフェンスの動きを見て自分の動きを決める必要があります。
今度はボールを持っていない側の動きについてです。
自分の対面のディフェンスがカバーに寄っていたらパラレル、寄っていなければクロスをしてみましょう。ここの動きで、自分の対面のディフェンスを置いてけぼりにするようなイメージです。
ディフェンスもこちらの動きを予測しながら動いていますから、一辺倒にはいきません。なので、相手の動きをじっくり見て、思い切りプレイすることが大事です。止められてもフリースローになるだけですから、中途半端な動きだけはしないようにしましょう。
これが一番大事です。
今後3対3や6対6となると、より複雑なオフェンスになっていきます。その練習として、2対2でしっかり作戦を考えること。頭を柔らかくして、オフェンスの裏をかくゲーム感覚で臨みましょう。
例えば、ポストインをすることも有効だと思います。1人がディフェンスを軽くブロックし、その上からもう1人がシュートを打つのもありだと思います。この時、それぞれの個性を考えた上で作戦を立てられるとさらにgoodです!
今回はポスト無しの2対2でオフェンスが意識すべきことを説明しました。
ずっと続けていると作戦も枯渇してきて、楽しさが半減すると思います。しかし、そんな時こそ基本を思い出しましょう!
このポスト無しの2対2は速攻の時にも活きてきます。いざという時に自然に動けるように頭を働かせながら練習しましょう!