こんにちは!
今回は、基本中の基本練習である1対1のときに、オフェンス側が意識することを説明していきます!
試合など実践が続くと軽視されがちな練習ですが、3対3も6対6も基本は1対1です。1対1は、大会前になってもするべきです! その中で、どんなことに意識すればいいのかを、完全に筆者の主観で3つ紹介します。今までも色々なことを意識しながらやってきたとは思いますが、改めて1対1を考え直してみましょう!
まず第一に意識すべきなのは、ボールのもらい方です。ボールをもらう前の動きと言ってもいいかもしれません。
パスを受ける前の助走として、ディフェンスに突っ込むように直線的に動いたら、もちろん簡単に止められてしまいます。斜めに動いたからと言って、その後の動きをディフェンスに予測されてしまっても意味がありません。これは、フェイントの動きともつながってきますが、要はディフェンスをいかにだますかです。「こっちに動く」と思わせて、その逆をつくこと。それをするには、ボールをもらう前からフリの動きをする必要があるのです。
また、ゴールとの位置関係も考えながら動く必要もあります。例えば、右利きで正フロのポジションをやると、9mに沿うように動くと、動きやすかったり、シュートを打ちやすくなったりします。
ゴールとの位置関係、動きやすさ、ディフェンスをだますことを考え、練習してみてください!
これは、ボールのもらい方と直結する部分なのですが、1対1においては間合いが一番重要です。ディフェンスと近すぎたら簡単に捕まえられるし、遠すぎても動きを見られて思うように攻められません。
この間合いを考える上で大事なのが、自分がディフェンスならどの間合いだと嫌か、です。よく、腕を伸ばしたくらいとか言いますが、感覚的につかんでいく方法でも全然いいと思います。自分がディフェンスをしていて、上手いと思った人の間合いの取り方を真似していくことで、オフェンス力の向上につながっていきます。
すると、相手はその間合いをつぶそうとしてくるので、次はどうボールをもらうことでその間合いを作り出すかを考えるフェーズに入っていきます。
これは、フェイントの話になってきますが、緩急をつけることが非常に大事です。がむしゃらにやってしまうと、どうしても全速力でディフェンスをかわしてシュートまでいこうとしてしまいます。しかし、これだとチャージングを取られて終わってしまいます。最悪の場合、怪我にもつながってしまいます。
フェイントをかけるのに、力を入れる必要はありません。意識をするのは、フェイントをかける瞬間にスピードを上げることです。ボールをもらう前はジョギング程度で動き、ボールをもらいゼロステップを踏んだ瞬間にフェイントをかけたい進行方向にスピードアップ、そしてその逆方向にまたゆっくり動くくらいの感覚で最初はいいんです。
この時に、視線を誘導するのも有効なテクニックです。ゼロステップを踏むときにディフェンスの顔を見ると、その後の視線誘導が楽になるので試してみてください。全身を使って、フェイント方向に行くというのを見せると、相手は必ず引っかかります。
緩急は、ハンドボールにおいて重要な要素になるので、是非常に意識しながら練習してみてください!
今回は、1対1でオフェンスが意識すべきことを説明していきました!
1対1は、実はかなり奥が深いものなので、最初は基本を意識しつつ、自分自身のコツを会得しながら楽しんでいきましょう!