こんにちは!
今回は、センターの主な役割や動き方について説明していきます。
ハンドボールはとても流動的なスポーツです。
誰がどのポジションを担うかは試合の流れの中で変わりますので、自分がどのポジションかに関わらず、全てのポジションをマスターするくらいの気持ちでいきましょう!
〇司令塔
センターは、「司令塔」です。
もちろん、センターが作戦を立てなければならないという決まりはありませんが、一番ボールが回ってくるポジションであり、コート全体が見えるポジションです。
攻撃を始める「きっかけ」や、「サインプレー」がそれぞれのチームに決まっていると思います。試合の流れを考えて、その作戦の中のどれを使うかを決めるのがセンターの役割です。
〇パス回し
ハンドボールは、ボールを回しながら相手ディフェンスを崩して点を取っていく競技です。
そこで重要になってくるのが、センターのパス回しです。
コート全体のバランスを見ながら、相手ディフェンスが手薄になっているところにボールを集めることでかく乱させることができます。
なので、視野の広さが重要になってきます。
視野の広さと言っても、視界を広くするわけではありません。「首を振る」ことを意識すればいいのです。とにかく首を振って、コートのバランスを常に把握し、必要な場所にボールを集めるのです。
〇3枚目が低ければロングシュート
相手ディフェンスが0-6の場合、3枚目が低い位置にいればロングシュートを打ちましょう。
ディフェンスが低い位置にいる場合は、ポストパスやカットインが難しくなります。
ロングシュートがあるということを見せることで、ディフェンスが出てくるので、オフェンスのバリエーションを豊富にすることができます。
〇2枚目と3枚目の間のカットインを狙う
カットインは、相手ディフェンスの2枚目と3枚目の間を狙いましょう。
特に、2枚目をよせることを考えましょう。2枚目をよせることができれば、フローターに1枚目が当たることになり、必然的にサイドはフリーになります。
2枚目と3枚目の間をまずは強く狙うことで、相手ディフェンスを「ずらす」ことができるのです。
〇ポストパス
センターは、ポストパスも積極的に狙っていきましょう。
ポストは、ゴールに一番近い位置にいるということから、ゴール確率が非常に高いです。また、相手ディフェンスの中にいるため、ディフェンスをかく乱させることができます。
そんなポストにパスを出すことができれば、よりディフェンスは守り方に苦しむことになります。
早い展開のなかで、ポストパスを狙うことは簡単ではありません。意識して常にポストの位置を把握しておくようにしましょう。
今回は、センターの役割について紹介していきました。
シュートを打ったり、パスを回したり、カットインを狙ったりと、自分が生きることも他人を生かすこともできる、攻撃の中心となるとても魅力的なポジションです。
その分、とても大変なポジションでもありますが、まずは基本の役割や動き方を徹底していきましょう。